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エージェント利用経験ない先生必見
医療業界もエージェント経由の採用は増加中
エージェント(紹介会社)は元々ホワイトカラー向けの転職支援が多かったですが、ここ10年は医療業界でもエージェントを介しての採用が採用数の多くを占めるようになりました。
市中病院では看護師、セラピストの中途採用の大半はエージェント経由で採用されています。
医師の場合、縁故採用は今でも少なくないと感じます。特にアルバイトの口は先輩から代々受け継がれている求人がありませんか?
もし先生が転職を考えた時に、紹介会社と知り合いのツテ。
どちらで就職先を決めるのが、より良いと感じられますか?
知り合いのツテのメリット・デメリット
知り合いからの紹介のメリットは、病院先の裏事情も含め詳しく事前に情報収集ができることです。
実際に働いている方であれば、給与や福利厚生、人間関係、当直についてなど、働く環境の良し悪しは本物の口コミ情報として知り得ることが可能です。
ただ気をつけていただきたいことは、人の感じ方はそれぞれです。
100%鵜呑みにされてしまうと、入職された後に「思っていたのと違った」とか、実は先生に本当に合う職場だったのに、その機会を逸してしまうことになるかもしれません。
とは言え、まったく的はずれな見解でもないでしょうから、内部の詳しい情報収集ができれば、転職時の参考材料としてはとても貴重なものですよね。
知り合い経由…ということで、働き方や給与など、多少のワガママ、交渉も可能なこともあります。
一方デメリットでは、交渉はご自身でしなければいけないこと。また入った後に「思っていたのと違った」となった場合でも、知り合いの顔に泥を塗ることはできませんから…簡単には退職はできませんよね。
それに医局のつながりや、人間関係もこれからずっと後をついて回ることになります。
エージェントのメリット・デメリット
エージェントを利用するメリットは、情報力と交渉窓口や選考調整をすることがすべてコンサルタントを介していることです。
先生方、本当に日々お忙しい。なかなかご自身で見学、選考のアポイントを取ることはままならない先生が多いと聞きます。
(病院人事は日勤帯しかいないことが多いですものね。)
エージェントに希望を伝えたら、希望に近い求人をピックアップしてもらえる。中には今まで聞いたことない病院や、考えてもいなかった選択肢を提示されて、改めてキャリアを考える良い機会になります。
そして追加情報の確認や、選考日時の調整、選考後の給与交渉などもコンサルタントが行ってくれる便利さは、一度利用されてみると間違いなく感じていただけると思います。
エージェントを介している病院も今はとても多いですから、知り合い経由のツテ…で紹介された病院も、エージェント経由の求人であることも多いと思います。知人経由が気まずくても、エージェント経由であれば多少の気まずさもなく入職いただけます。
Uターンで地元に戻られる先生にも、地域の情報がわからない際には、エージェントを利用されると大きなメリットがあるかと感じます。医局を離れたい先生からの相談も実際は多いです。
一方デメリットでは、100%すべての病院を網羅しているわけではない…という点です。
ある程度採用力(財力)がある病院は、紹介手数料を支払える。しかし採用力がない病院だと、紹介手数料をかけた採用ができないので求人がないことも。
また働き方も当直ができる医師…や、急募の部署のみでの求人であることも。時短や非常勤を希望の場合に、希望病院で求人がないケースもあるのでデメリットになるでしょう。
上手くエージェントと付き合い方法としては、希望の求人があれば迷わずエージェントを利用して、先生に有利な交渉をしてもらうことをオススメさせていただきたいです。
もし事前に気になっている病院があり、エージェントに「先生の希望での求人はありませんでした」と言われた場合。先生ご自身から直接問い合わせてみると、実は話を聞いていただけることもあります。(本当に求人がないケースももちろんあります)
上手く使って、本業に師匠がないスムーズな転職活動、情報収集をしてみてくださいね。
転職のプロにもご相談ください
こんな希望が通る求人はあるのか?
そう開口一番にご連絡いただくケースもあります。先生が「ちょっと厳しい希望かな?」と感じられていても、実はコンサルタントは同じ相談にのっているケースも多いです。
相談するだけで、すっきり解決することがあるかもしれませんよ。
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30代地方都市在住の現役麻酔科医です。転職会社を探していたところ怪しい情報が次々に出てきたため、自分と周囲の先生方が使った感想を記します。
現役の美容外科医。健康や予防医学などの講演活動や保護犬活動を行う。京都府立医科大学卒業。日本医師会認定産業医、日本抗加齢医学会所属。
新米医師転職コンサルで、以前は看護師向けの転職会社で勤務していた。看護師とは全く違う医師の世界に悪戦苦闘中。