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【必見】常勤の内分泌内科医の転職について
内分泌内科が扱う疾患は下記の通りです。
- 糖尿病
- 甲状腺疾患
- 副腎疾患などの生活習慣病
- ホルモンの病気
これらを扱う専門医が内分泌内科の医師となります。
特に糖尿病などの生活習慣病の患者は多く、予備群も含めれば国内で1000万人以上がいることもあり、内分泌内科のニーズは高い状況です。
今回はそんな内分泌内科医の転職事情について解説したいと思います。
内分泌内科医のライフスタイル
治療の選択肢が多く、患者さんそれぞれの生活スタイルの違いに応じて目指すゴールも違うため、正解がひとつではないところは魅力的です。やりがい、楽しさ、将来性のある科です。
所属する医療機関によって、診療・研究・プライベートの時間配分が比較的調整しやすい面もあります。
内分泌内科医が転職する際に抑えたいポイント・知っておくべきこと
内分泌内科全体としての需要は多いですが、専門医の数は他の科に比べても少ない状況です。
他の分野が専門の内科医でも、ある程度は糖尿病をはじめとした生活習慣病の診療ができることから、軽症~中等症例においては必ずしも糖尿病を専門とする医師が診療するわけではないためです。
内分泌内科医の求人は多くなってきていますが、バセドー病や末端肥大症などのホルモン異常に関わる内分泌疾患と、糖尿病や高脂血症・高尿酸血症など代謝異常による疾患に分けられることが多く、なかでも糖尿病専門医の需要が特に高まっており、総合病院から診療所まで多岐にわたっています。
一方、甲状腺などの専門性の高い内分泌疾患を診ることができる医師は少なく、都会の大きな病院での需要があります。内分泌内科専門医の数が多いのはやはり、東京都や大阪府のような大都市に多く、地方には極端に少ない傾向があります。
内分泌内科医の働き方
内分泌内科で求められるスキルや経験などは医療機関によって異なります。
急性期病院では、合併症をともなう患者の手術時におけるコンサルタントとしての役割も求められます。
慢性期病院においては専門外来だけでなく、内科一般の病棟管理などの役割を求められる場合が多くあります。
基本的には処置が少なく、緊急の呼び出しが多い診療科ではないため、比較的労働量をコントロールしやすい部分があります。
その一方、内科の王道分野のひとつであり、幅広い疾患を診ることができるために、院内のいろいろな仕事を任されて仕事に忙殺されるようになってしまう医師もいます。
どこまで専門性を生かして働くかを考え、勤務先・仕事内容を選びましょう。
内分泌内科医の給与・待遇
内分泌内科常勤医の給与・年収は、同じ病院内であれば診療科によってその年収の差はほとんどありません。
特にニーズの高い診療科や、医師数が少ないことなどにより年収が高くなる場合は稀にありますが、内分泌内科がとりわけ高給になるケースは少なめです。
都道府県別に見た医師の年収は、医師偏在の大きい青森県や宮城県、山形県、福島県などの東北地区が上位となり、大都市である東京都などは、地方よりも低いのは、勤務医の供給が多いので給与の条件が抑えられてしまうからです。
このことから医師不足が顕著な、人材確保が難しい東北地方などでは高収入の案件が多くあります。
内分泌内科医の転職事情のまとめ
医師が転職を考える理由にはさまざまなものがあります。家庭や生活事情、勤務の負荷、スキルアップをしたい、給与や待遇など理由は千差万別ですが、もし転職した場合にどれくらいの条件や待遇が実現できるのかを知っておくことで、キャリア形成の選択肢が増え、心にも余裕が生まれます。
まず情報を得て現在の職場と比較してみるのも良いでしょう。
転職したいが何をすればいいのかわらない、転職に失敗したくないなど少しでもお悩みでしたら、ぜひキャリアコンサルタントに転職・相談をしてみてください。
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あくまで割り当てられた担当者の力量と相性で評価は大きく変わると思うので、2社程度に登録して相性が良い担当を見つけると良いと思います。

当サイトの3名のライターを紹介します。
30代地方都市在住の現役麻酔科医です。転職会社を探していたところ怪しい情報が次々に出てきたため、自分と周囲の先生方が使った感想を記します。
現役の美容外科医。健康や予防医学などの講演活動や保護犬活動を行う。京都府立医科大学卒業。日本医師会認定産業医、日本抗加齢医学会所属。
新米医師転職コンサルで、以前は看護師向けの転職会社で勤務していた。看護師とは全く違う医師の世界に悪戦苦闘中。