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【必見】乳腺外科医師の転職について
近年乳がんは増加傾向にあり、日本人女性のがん罹患率1位です。その乳がん以外にも、良性腫瘍や、乳腺症、乳腺炎などの非腫瘍性の病気の診療を行うのが乳腺外科です。乳腺の病気になるのは比較的若くて元気な人も多いのも特徴です。
今回はそんな乳腺外科の転職事情について解説したいと思います。
乳腺外科医師のライフスタイル
乳腺外科は外科の一領域です。乳腺外科医になるためには、まず外科医としての全般的な修練を積む必要があります。
若い頃は消化器外科や呼吸器外科などの外科をローテートし、外科専門医を取得することになります。
そのため、初期研修が終わってから数年は非常にハードな仕事を行うことになるでしょう。一通り外科を学んだあとに、乳腺を専門とすれば乳腺外科医になることができます。
乳腺外科は比較的緊急疾患の少ない領域ですので、プライベートや家庭を重視したい外科医師に人気です。
乳腺外科医師が転職する際に抑えたいポイント・知っておくべきこと
乳腺外科の患者数は増加傾向にありますが、一般的な病院では独立した診療科にはなっておらず、外科医として入職することが多いのが現状です。
都市部の病院では乳腺に特化した診療を売りにしている医療機関も次第に増えてきており、そうした医療機関では乳腺外科医としての需要もあり、特にマンモトーム生検や乳房触診のスキルなど、乳がん検診からしっかりできるスキルと経験が求められます。
その他、乳がんの治療は基本的にチーム医療であり、スムーズな連携や協力を取る必要があるため、周囲との連携や協力をスムーズに取れる医師が求められます。
乳腺外科の患者数は増加の傾向ですが、乳腺外科として独立した診療科を標榜しているところはまだそれほど多くありません。乳がん患者の増加や、乳がんは早期発見での完治が望めることから、検診を受ける人も増えてきており、首都圏や大都市では乳腺外科の求人ニーズが高まっています。そのため、健診スキルや抗がん剤治療の知識や経験が豊富な医師は広く歓迎されます。
近年、乳がんの予防から外科的手術まで一連の診療を行える専門的な診療科を有する病院や医療機関が増えてきています。
転職する前には、ワークライフバランスを保つために仕事と生活への考え方を事前に整理しておきましょう。外科全般をみることについてや、当直をどうしたいかなどの自分の希望をはっきりさせ、希望の優先順位を考えて、これだけは譲れない点などを決めておきましょう。
後悔しない転職をするために、自分が何に一番こだわりたいかという優先すべき条件を突き詰めておくことが先決です。そして、自分の年次、資格、実績がどのように評価されるか、冷静に相場観を持つことが重要です。転職はあえて100%を求めるのではなく80%位にしておくことが、チャンスを多く得られるコツです。
乳腺外科医師の働き方
女性特有の疾患を扱う乳腺外科は、患者のほとんどが女性であるため、女性医師希望の求人が多い傾向があります。
乳がんは早期発見により完治の可能性が高いということにより、乳がん検診の需要も高まっています。罹患率が高いことから芸能人や有名人でも乳がんにかかる方は多く、報道があるたびに不安を覚えた方が乳腺外科にたくさん検診に押し寄せます。
乳腺外科医としてやっていくためには、乳腺専門医の資格が必要となります。さらに、任意の資格ですが、検診マンモグラフィー読影認定医師の資格をとることが求められる場合もあります。
乳腺外科医師の給与・待遇
乳がんは年々増加の一途をたどっており、女性においてがんの罹患率1位となっています。
近年では多くの医療機関で乳腺外科が独立した科として設置されるようになってきており、人口が多い大都市を中心に乳腺外科医の需要が高まっています。乳腺外科医の平均年収は、1200-1800万円が相場です。
乳腺外科医師の転職事情のまとめ
医師の転職は、ご自身のキャリアを考えると、ご自分だけの決意だけではなく、周りの状況や収入、健康状態など、色々な要因を考える必要があり、転職をする場合に譲れない条件は何か、これだけは譲れない点をよく考えてみてください。
特に乳腺外科医は、外科医として外科全般を診るのか、それとも乳腺に特化した医療機関で働きたいのかによって転職先が変わってきます。どういった探し方をすればいいかわからない、自分の専門性を生かすことができる転職先があるのか教えて欲しい、という方はぜひ1度キャリアコンサルタントに相談してみてください。
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あくまで割り当てられた担当者の力量と相性で評価は大きく変わると思うので、2社程度に登録して相性が良い担当を見つけると良いと思います。

当サイトの3名のライターを紹介します。
30代地方都市在住の現役麻酔科医です。転職会社を探していたところ怪しい情報が次々に出てきたため、自分と周囲の先生方が使った感想を記します。
現役の美容外科医。健康や予防医学などの講演活動や保護犬活動を行う。京都府立医科大学卒業。日本医師会認定産業医、日本抗加齢医学会所属。
新米医師転職コンサルで、以前は看護師向けの転職会社で勤務していた。看護師とは全く違う医師の世界に悪戦苦闘中。