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【必見】神経内科医師の転職について
神経内科医は、脳や脊髄などの中枢神経や、末梢神経に関連する疾患を診断し、治療する診療科です。
神経内科の対象疾患は、大きく分けて神経救急疾患(脳卒中・脳炎・てんかん)や、パーキンソン病・アルツハイマー病・筋委縮性側索硬化症(ALS)・筋ジストロフィーなどの神経変性疾患が挙げられます。
今回はそんな神経内科医の転職事情について解説したいと思います。
神経内科医師のライフスタイル
神経内科医は医学部を卒業後、2年間の初期研修医を終えた後、内科医としての研修を積み、さらに神経内科に特化した研修を積むことで神経内科医になります。
若いころは脳卒中などの救急疾患も、診断が難しい神経変性疾患も幅広く学んでいくことになります。
両者はタイムコースが全く異なる疾患群ですが、どちらも神経内科医にとっては重要な領域であり、最初はバランスよく学んでいくことが大切です。
特に神経診察の手技は神経内科医としてまず身につけなければならないスキルです。その診察によって鑑別した診断が画像検査所見と一致するのはとてもおもしろいものです。
ある程度一般的な診療ができるようになった後は、さらに専門性を高めるべく方向性を定めて研鑽を積んでいくこともあるでしょう。
神経内科医師が転職する際に抑えたいポイント・知っておくべきこと
神経内科医の転職にあたり、仕事の方向性を神経変性疾患の診断と治療に置くのか、脳卒中などの急性疾患をメインにするのか、リハビリをメインにするのかで、勤務条件は大きく違ってきます。
特に、リハビリテーション病院や脳神経外科病院、また、在宅医療施設などで神経内科の需要が高まっています。
脳神経外科系病院や急性期病院などでは、専門医の資格や神経変性疾患の診療スキルが求められます。
高齢者人口が増加するこれからの社会において、脳腫瘍や認知症、てんかん、脳動脈瘤などに対応できる神経内科医は欠かせない存在です。
リハビリテーション病院や療養型病院、在宅医療などは、高齢化により脳血管障害や認知症に伴う機能障害を持つ患者の増加で、求人が増えています。
神経内科医師の働き方
神経内科医の働き方として、主に神経系専門病院、急性期病院、またはリハビリテーション病院などです。
転職を検討される際には、今後のキャリア形成も見据えて、ご自身の希望に即した病院を選ぶ必要があります。
また、さまざまな医療機関が在宅医療部門を立ち上げ、介護老人保健施設や高齢者宅などの訪問診療なども増加しており、神経変性疾患を持った在宅医療患者も増えています。医療機関のみならず、広い視野で転職市場を見ていただくと、求人の幅はとても広がるでしょう。
神経内科医師の給与・待遇
神経内科医の年収は平均的で、1200万円~1500万円位ですが、高いところでは2000万円以上の求人も見られます。
地域別にみると1400万円以上の高い給与を示しているのは、関東、甲信越、北陸、東海、関西などとなっており、もっとも高給与の求人が見られるのは、北海道で、2000万円以上の高給与求人が見られます。
神経内科医師の転職事情のまとめ
急性期病院の神経内科医は、オンコールや当直など激務になりがちです。
年収は少なくても落ち着いた環境で働きたいと希望する医師の方も少なくないと思います。
しかし、中には落ち着いて働くことができる病院もたくさんあり、プライベートを充実させることは可能です。
もし今のご自身の環境を変えたいとお思いの方、少し別の働き方を考えてみたい方は、一度キャリアコンサルタントにご相談してみてください。
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当サイトの3名のライターを紹介します。
30代地方都市在住の現役麻酔科医です。転職会社を探していたところ怪しい情報が次々に出てきたため、自分と周囲の先生方が使った感想を記します。
現役の美容外科医。健康や予防医学などの講演活動や保護犬活動を行う。京都府立医科大学卒業。日本医師会認定産業医、日本抗加齢医学会所属。
新米医師転職コンサルで、以前は看護師向けの転職会社で勤務していた。看護師とは全く違う医師の世界に悪戦苦闘中。