目次(スクロールします)
【必見】脳神経外科医師の転職について
脳神経外科は、脳やその周囲の疾患を対象に、腫瘍や血管腫・脳動脈瘤・脳出血・頭部外傷などを、その予防から緊急対応、診断、外科的、非外科的治療、周術期管理、リハビリ、長期予後管理を一貫して担当します。
近年、研究が進んでいる分野でもあり、治療や診断法、検査装置の進歩も著しい分野の一つです。
今回はそんな脳神経外科の転職事情について解説したいと思います。
脳神経外科医師のライフスタイル
脳神経外科医になるには、初期研修を修了した後に脳神経外科の後期研修を受け、脳神経外科専門医の取得をまず目指します。
海外では脳だけでなく脊髄も扱う場合もありますが、日本では多くは整形外科が脊髄を扱っているため、脳血管障害や、脳腫瘍、水頭症などの手術を習得していくことになります。
具体的な生活スケジュールとしては、朝から病棟出勤し、担当患者のカルテをチェックし、状態を把握してから回診をします。
その後、上司がきてからカンファレンスなどで状態を確認し、必要に応じて再度回診を行うなどします。
手術のある日はその後手術に入ったり、外来を行ったり、検査をしたりします。一通りの業務が終わった後、担当患者の術後の状態を確認するために再度病棟回診を行い、業務終了となります。
脳神経外科は緊急性が高い患者が多く、夜間や休みの日に呼ばれて緊急手術をすることも多々あります。急性期病院の若手~中堅は、週1くらいの当直業務があります。
脳神経外科医師が転職する際に抑えたいポイント・知っておくべきこと
脳神経外科医のニーズには大きく分けると、手術を中心にした急性病院と、神経系のリハビリテーション病院、脳ドッグの3つに分けることができます。
脳神経外科医は、給与水準も他科と比べて高い水準にあり、さまざまな医療施設からのニーズがあります。
アルバイトも比較的多い診療科です。
脳神経外科医は、脳、脊髄の疾患に対する外科的治療のみではなく、高齢化の影響もあり、内科的治療やリハビリテーションを含めた総合的な神経疾患の診療ができる医師のニーズが高まっています。
急性期の総合病院などでは、専門スキルを身に着けたい、自分のスキルにもっと磨きをかけたいと思う医師にはチャンスといえます。また、急性期では他科との連携が不可欠になることから、良い協力関係が持てるかということも重要な点になります。
これらの医療機関では、救急対応がなく、時間的にも体力的にもゆとりを持って働くことができます。
脳神経外科医師の働き方
脳神経外科医の働き方として、臨床医としては、急性期の総合病院や大学病院、クリニック、リハビリテーションなど様々な医療機関の他にも公衆衛生医、産業医、介護老人保健施設の施設長、保険会社の査定医、製薬会社のメディカルドクターなど色々考えられます。
脳神経外科医は、おもに脳血管疾患や頭部外傷の他、脳腫瘍、脊椎疾患、神経疾患などの治療に当たります。
脳神経外科での手術には実際に頭を直接切る開頭術と、脳血管内手術(カテーテル治療)に分けられます。
脳や血管は非常に細く細かいので、通常の20倍程度まで拡大できる手術顕微鏡を使って手術を行うなど繊細な技術が求められます。病気によっては長時間を要する手術になることもあります。
脳神経外科医師の給与・待遇
脳神経外科医の平均年収は約1500万円ですが、働き方によっては2000万円以上には容易に到達します。
脳神経外科医は、極めて繊細かつ高度な治療技術を求められる、また、あらゆる神経や脳の血管に精通している必要があるため、広く深い知識が求められるために、高い給与水準に見合うだけの、あるいはそれ以上の鍛錬が必要です。
1800万円以上の高給与の求人が最も多いのは、関東で、埼玉県1800万円~2200万円、茨城県1800万円~2000万円、東京都2000万円~3000万円、神奈川県1800万円などの求人が見られます。
脳神経外科であつかう疾患は突然発症する上に緊急で対処しなければならないものが多く、脳神経外科医は厳しい労働環境にあり、時間外勤務が多いので、その分の時間外手当などにより給与が高くなる傾向にあります。
脳神経外科医師の転職事情のまとめ
脳外科医としてもっと専門性を高めたい、今働いている労働環境を見直してワークライフバランスをよくしたい、もっと収入を上げたい、などというご希望をお持ちの方は、ぜひ1度キャリアコンサルタントにご相談してください。
医師ライターおすすめの転職会社ランキング
当サイトの共同運営者である麻酔科医師を含めた複数名の医師が実際に利用した転職会社から、おすすめの5社をご紹介します。
【1位】エムスリー
医師の評価 | ★★★☆☆ 3.2点 >>クチコミ詳細 |
良い点 | 求人の量と質のレベルが高い。転職が具体的でない先生にもおすすめしている。 |
悪い点 | 私の担当からはやや営業っぽさを感じた。 |
公式サイト | こちら |
【2位】リクルート
医師の評価 | ★★★★☆ 4.0点 >>クチコミ詳細 |
良い点 | 知名度が高く求人の選択肢が多い |
悪い点 | ヒアリング力が十分でないコンサルタントも居る |
公式サイト | こちら |
【3位】民間医局
医師の評価 | ★★★★☆ 3.8点 >>クチコミ詳細 |
良い点 | 1997年創業の老舗で全国に拠点有り |
悪い点 | 医師との面談を重視しており、資料の用意がやや面倒という意見も |
公式サイト | こちら |
【4位】Dr転職ナビ
医師の評価 | ★★★☆☆ 3.5点 >>クチコミ詳細 |
良い点 | 適度な距離感で応対してくれた |
悪い点 | 特筆すべき点が無かった |
公式サイト | こちら |
【5位】医師転職ドットコム
医師の評価 | ★★★☆☆ 3.5点 >>クチコミ詳細 |
良い点 | 医師転職業界では有名で実績豊富 |
悪い点 | 担当者との面談がなく、やや不安を感じた |
公式サイト | こちら |
あくまで割り当てられた担当者の力量と相性で評価は大きく変わると思うので、2社程度に登録して相性が良い担当を見つけると良いと思います。

当サイトの3名のライターを紹介します。
30代地方都市在住の現役麻酔科医です。転職会社を探していたところ怪しい情報が次々に出てきたため、自分と周囲の先生方が使った感想を記します。
現役の美容外科医。健康や予防医学などの講演活動や保護犬活動を行う。京都府立医科大学卒業。日本医師会認定産業医、日本抗加齢医学会所属。
新米医師転職コンサルで、以前は看護師向けの転職会社で勤務していた。看護師とは全く違う医師の世界に悪戦苦闘中。