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【必見】眼科医師の転職について
眼科医は、近視をはじめとした眼球、視神経など視覚に関する疾患を診断し治療を行います。
白内障や緑内障など、眼科領域の外科的手術も行います。目は人間にとって、とても大切かつ重要な器官であり、眼科医の社会的役割は非常に大きいものです。
眼科は他科の医師が気軽に診ることのできない専門性の高い分野であり、スペシャリストとして活躍することができます。
今回はそんな眼科医の転職事情について解説したいと思います。
眼科医師のライフスタイル
眼科医としてのキャリアは、眼科診察のスキルと白内障などの手術技術を身に着けることからはじまります。
眼科専門医を取得するには、2年間の卒後臨床研修を終えた後、さらに4年間の専門研修(後期研修)が必要になります。
眼科専門医試験の合格率は近年60-70%台であり、比較的難関です。しかし、専門医を持っていなくても現状では診療自体に大きな支障はありませんが、眼科医としてキャリアを積んでいくためには避けて通れない試験です。
眼科の勤務は、勤務先によっても大きく異なりますが、基本的には平日朝から夕方まで、土日は休みというパターンがほとんどです。しかし、病院によっては、当直ローテーションに入っている場合があり、夜間の急変対応をすることもあります。
眼科医師が転職する際に抑えたいポイント・知っておくべきこと
最近は、コンタクトレンズ関連の募集は減少傾向で、求人に対して希望者の方が多く、眼科医であればだれでもできるような求人については比較的買い手市場になってきています。
高齢化が進む日本では、加齢に伴う眼科疾患(白内障・加齢黄斑変性)が多くなり、糖尿病網膜症などの生活習慣病によっておこる眼科疾患もあります。また、スマホやPCの作業の増加により眼の負担も増える一方ですので、今後の眼科医の需要は今よりも高くなる可能性があります。
手術経験をたくさん積んでいる眼科医は、今後も仕事に困ることはないでしょう。しかし、スキルアップをやめた若手医師の転職は今後やや難しくなる可能性があります。
医療機関によって設備や導入機器も異なる上、レーシック(屈折矯正手術)をはじめとした先端技術も日々導入されており、扱う症例や患者数なども違いますので、転職にはその点をよく確認しておく必要があります。
特に医局に所属せずに修練を積んでいく場合には、計画的な経験の重ね方が大切です。
眼科医師の働き方
眼科医の働き方には色々な選択肢があります。
大学に残りアカデミックに携わる道は大変ですが、医学の発展に貢献することを目指したい人にはお勧めです。
臨床を中心とした働き方を望む場合は、市中病院やクリニックで雇用されて働くことか、自分で開業して、経営者として働く方法もあります。
眼科医は、個人個人の事情に合わせた働き方が可能であり、子育て中の眼科医も、時短勤務や、パート、アルバイトなど多様な働き方が可能な診療科です。
眼科医は、テキパキと効率よく仕事をこなす必要があります。
そして目の中を見て一瞬で所見を判断する必要があり、手際の良さが無いと時間内に仕事が時間内に終わりません。
非常勤で働く場合にはそうした手際の良さが評価される場合もあります。
眼科医師の給与・待遇
眼科医の年収には、総合病院で雇用されて働く場合には1200万円~1800万円未満と全診療科と比べても大きな差は見られません。手術の経験や症例を多く積んできた専門医であれば、眼科専門の医療機関においては年収2000~5000万円に達する求人も見られます。
非常勤では、コンタクトレンズ処方のアルバイトで以前ほど高時給を稼ぐことはできませんが、日給10万円の求人には困りません。
開業に際しては、眼科は比較的診療報酬面で手厚いため、高い利益を出せる可能性のある診療科です。きちんと事前の計画をたてて、需要のある診療を行えば自ずと安定した経営も可能でしょう。
眼科医師の転職事情のまとめ
人間にとって最も重要な感覚である視覚を扱う眼科医ですが、その働き方にも色々あります。
超高齢化社会に向かって、白内障や網膜症など、眼科疾患に悩む方も増えてきています。
若い方にもスマホやパソコンの使用による目の不調を訴える方が多く、それに伴い眼科医の需要も増えてくるでしょう。
「もっと自分の専門性を生かせる職場で働きたい」「売り上げについて細かいことを言われない医療機関で働きたい」など、今の仕事をもう少し変えたいなどと思っている眼科医の方は、一度キャリアコンサルタントにご相談してみてください。
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あくまで割り当てられた担当者の力量と相性で評価は大きく変わると思うので、2社程度に登録して相性が良い担当を見つけると良いと思います。

当サイトの3名のライターを紹介します。
30代地方都市在住の現役麻酔科医です。転職会社を探していたところ怪しい情報が次々に出てきたため、自分と周囲の先生方が使った感想を記します。
現役の美容外科医。健康や予防医学などの講演活動や保護犬活動を行う。京都府立医科大学卒業。日本医師会認定産業医、日本抗加齢医学会所属。
新米医師転職コンサルで、以前は看護師向けの転職会社で勤務していた。看護師とは全く違う医師の世界に悪戦苦闘中。