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【必見】常勤の整形外科医師の転職について
整形外科は、運動器を構成する骨や関節、筋肉、じん帯などの治療を行い、運動機能を元に回復させたり、できるだけ機能を回復させたりすることを目指す診療科です。
時には骨肉腫などの骨にできる腫瘍の治療や、他のがんの骨転移の手術なども行います。
今回はそんな整形外科の転職事情について解説したいと思います。
整形外科医師のライフスタイル
整形外科医の仕事の中では、手術が非常に大きなウェイトを占めています。そのため、若手の頃は手術のスキル向上に明け暮れることが多いでしょう。骨折など急患も多い診療科であるため、若手の頃は急性期病院でひたすら手術を行い、経験を積むことが一般的です。
また、整形外科は数人のチームで行う手術が多いため、チームワークが求められます。学生の頃からチームスポーツをやっていたような体育会系の医師が好んで選択する診療科です。
ある程度一人前になった後には、膝・肩・手・脊椎など、好きな分野の専門性を高めてスペシャリストとして活躍したり、リハビリなどの機能回復に重点を置いたり、またはスポーツドクターとしての活躍する医師もいます。骨大工などと揶揄されることもある整形外科ですが、活躍の幅は意外と広いです。
整形外科医師が転職する際に抑えたいポイント・知っておくべきこと
整形外科は、専門領域も多岐にわたり、手術のありなしで大きく業務が変わります。脊椎・脊髄や、関節の外科手術においては、多くの症例の経験、高い専門性を有する医師のニーズが高くなっています。
高齢化に伴い、整形外科の需要自体は極めて高い状態です。そのため、専門性の高い、高単価の手術を数多くこなせる医師は他の診療科と比べても高給を得やすいのが整形外科の魅力のひとつです。
整形外科は比較的男性医師が多い科ですが、外科をやりたい女性医師の中では一定の人気があり、最近では女性医師も増えつつあります。託児所完備や、時短勤務に対応した病院、パート勤務できる病院なども多くありますので、育児中の女性医師も活躍することができます。
整形外科医の企業での募集は殆どありませんが、スポーツドクターとしてスポーツチームに帯同する形で仕事を行うこともスポーツ好きの整形外科医に人気の働き方です。
整形外科医師の働き方
整形外科の勤務医はライフステージに合わせて働き方を変えられるメリットがありますが、勤務時間や年収などは病院によって異なり、職場によって過酷な労働を強いられる場合があります。
開業医の場合は診療時間や、診療方針などを自分の裁量で決めることができるというメリットがあります。しかし経営リスクは避けられません。整形外科は比較的初期投資が高くなりがちですので、それなりに初期の資金繰りに難渋するリスクも高いことに留意する必要があるでしょう。
整形外科クリニックにおける診療は、リハビリなど長期的な治療がメインとなるので、自分のペースを保った働き方できます。働き方をセーブしてプライベートとのバランスを重視したい人にとっては、ワークライフバランスが実現しやすいです。
整形外科医師の給与・待遇
近年需要が高まりつつある整形外科医の年収は、他の全診療科に比べて高い傾向にあると言えます。年収2000万円以上の病院も少なくありませんし、勤務医ながら年収3000万円以上を目指すことも十分可能です。特に、特別なスキルを持っているなどが将来的に大幅な年収アップに繋がります。
整形外科医師の転職事情のまとめ
現在日本では高齢化が著しく、整形外科医の需要が高まっているため、ご自身の理想とするワークライフバランスを実現するための勤務先はきっと見つかるはずです。
しかし、そのためには高い情報収集能力が必要不可欠です。
専門的スキルを生かしつつ、かつ自身の望むワークライフバランスを実現するためにもぜひ一度転職エージェントに相談をしてみてはいかがでしょうか
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当サイトの3名のライターを紹介します。
30代地方都市在住の現役麻酔科医です。転職会社を探していたところ怪しい情報が次々に出てきたため、自分と周囲の先生方が使った感想を記します。
現役の美容外科医。健康や予防医学などの講演活動や保護犬活動を行う。京都府立医科大学卒業。日本医師会認定産業医、日本抗加齢医学会所属。
新米医師転職コンサルで、以前は看護師向けの転職会社で勤務していた。看護師とは全く違う医師の世界に悪戦苦闘中。