働くことをためらっていませんか?
当直免除で気が引ける
子育て中の女性医師からよく聞く悩み…
「当直免除の負い目があって働きにくい」ということ。
子供のお迎えに行かなければいけないから、仕方ないというか…むしろ働きながら子育てするなんて、本当に素晴らしいこと。堂々とされていてもいいのでは?と思ってしまいます。
しかし実際は、同僚は遅くまでオペ、当直、当日入院の受け持ちでてんやわんやしている中、「お先に失礼します…」とはなかなか言いにくいそうで…
私が担当した先生にも、お迎え→夕飯作り→お風呂→寝かしつけまでして、ご主人にバトンタッチして、医局に戻る先生が少なくないことに、正直驚きました。
もちろん医局から再度変えるのは明け方。
またお子さんの支度をして、保育園からの出勤と、いつ寝ていらっしゃるのだろう…と思います。
ある程度経験を経ている先生でも、研修医時代並に忙しいとおっしゃっています。
復帰しない女性が多いこともうなずけます。
復帰した先生でも、限界を感じて転職相談をいただくケースが多い。それが結婚や出産です。
転職してライフワークバランスが保てるようになれば最高ですが、やはり残留するという選択をされる先生も。残った先生のご活躍が聞こえてくると、それはそれで嬉しいものです。
当直が免除だから、子育て中の女性医師は楽なのか?と考えると、決してそうではないというのが私達コンサルタントの見解です。
でも周りの先生が、少しでも当直がなくても大変なことがあると思っていただくだけで、子育て中の先生が少しでも働きやすくなるのだろうと常々感じます。
「先にあがっていいよ」「もう時間だよ」「あとはこちらでやるから」なんて、なかなか目が向かない先生も多いと思いますが、そういった先生が1人でもいらっしゃる職場は、女性医師も泣きながら笑って活躍しているな~と感じます。
医師の世界は、まだまだ男性職場であることは否めません。
転職しても、100%の理解を得られる職場…というのは、難しい科目もあります。ただ少しでも理解してもらえる、受け入れてもらえる職場環境は間違いなくあります。
もし働き方や、就業環境でお悩みのママさんドクターがいらっしゃれば、一度相談してみましょう。
病院の福利厚生を利用する
外部の保育園だと、必ずお迎えが必要になります。
しかし院内託児所であれば、24時間体制でお子さんを預かってもらえるところも。また熱発などの連絡があっても、近いからこそすぐに顔を見に行ける。
託児所や職場環境のルール次第では、授乳に行けるところもあります。外部の保育園だと、授乳まですることはできませんから…
これは嬉しい制度ですよね。
非常勤として働くママさんドクターの中には、保育園になかなか入れられない方もいらっしゃいます。
院内託児所といっても、中には認証を取っており保育園となっているところも。そして園庭や保育士さんの人数が充実している。食育に力を入れてくれている、年齢別保育を実施してくれている…など、託児所とは思えないクオリティの託児所もあるんです。
院内の託児所はちょっと…と思う前に、一度院内見学兼ねて託児所見学に行かれてみてはいかがでしょう?
託児所の情報も、紹介会社は詳しく把握していることも。
心配なママさんドクターは、気軽にたずねてみることもおすすめします。
転職のプロにもご相談ください
なかなか理解されない、女性ならではの悩み。
医師として働くには、子育てとの両立は無理だと諦めていませんか?
是非悩んだら、一度コンサルタントに相談してみてはいかがでしょうか?
これからの長いキャリアの中で、迷うことも回り道ではありませんので、どうぞご安心ください。
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当サイトでは、現役のドクターが各転職サイトの対応を評価しています。レポートはこちらです。
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30代地方都市在住の現役麻酔科医です。転職会社を探していたところ怪しい情報が次々に出てきたため、自分と周囲の先生方が使った感想を記します。
現役の美容外科医。健康や予防医学などの講演活動や保護犬活動を行う。京都府立医科大学卒業。日本医師会認定産業医、日本抗加齢医学会所属。
新米医師転職コンサルで、以前は看護師向けの転職会社で勤務していた。看護師とは全く違う医師の世界に悪戦苦闘中。