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【必見】形成外科医師の転職について
形成外科は、病気やけがなどによって身体表面に生じた外傷、腫瘍、先天性異常、美容整形、乳房再建など、形態学的な異常を外科的手術によって改善することを主に行っています。
今回はそんな形成外科医の転職事情について解説したいと思います。
形成外科医師のライフスタイル
形成外科医は他の診療科と比べて激務ということはなく、手術がある場合でも緊急のものはほとんどないので、基本的には私生活と両立しやすく、プライベートの時間を取りやすい勤務形態です。
ただし最近では、手術における整容性も重要視されてきております。たとえば乳房の手術後に乳房再建術を行う場合や、頭頚部外科手術の際の皮弁作成など、主科の手術が終わった夕方から手術を始める場合もあります。
形成外科診療は幅が広く、個々の症例に応じた手術が必要なのが特徴です。
サブスペシャリティー(先天異常・外傷・再建・腫瘍・美容外科)もさまざまであり、医師によって得意分野も異なります。
形成外科医の手術は、局所麻酔で10分以内に終わるものから、朝から晩までかかるような長時間に及ぶ手術もあり、勤務する医療機関によっては気力と体力が必要になります。
形成外科医師が転職する際に抑えたいポイント・知っておくべきこと
形成外科医は近年人気の診療科のひとつで、医師数は増えてきています。さらに、平均年齢が若いのも特徴です。
市場ニーズも拡大しているため、現状ではまだ転職先に困ることは少ないでしょう。高年収を目指す場合は保険診療ではなく、美容外科医として働くこともおすすめします。
形成外科医は、他科以上に技術や経験をみられる診療科です。転職先で求められるスキルについても、未経験でも相談可能なのか、または、経験が必須なのか事前によく確認する必要があります。
医療機関では、診療経験はもちろんですが、患者に対してのコミュニケーションスキルが求められるようになってきています。
特に形成外科は患者自身がみえる場所を手術する診療科であるため、医師のスキルによって結果の満足度が如実に変わってきます。美容外科などは特にその傾向が顕著で、きちんと患者とコミュニケーションをとって満足のいく治療を提供できるかどうかを転職の際には評価されます。
転職後に条件をもっと具体的に設定しておくべきだった、将来のキャリアプランをもっと考えておけばよかったなど、後悔しないよう、長期的な視点に立った優先順位を考えておく必要があります。
キャリアの最終ゴールが明確でければ、転職をしても成功を望むことが難しいでしょう。
形成外科医師の働き方
形成外科医の働く場所としては、主に大学病院や大規模な総合病院、美容クリニックなどです。
美容外科を自身で開業する場合もあります。
形成外科医として働くには、院内の他科や地域の提携病院との連携も必要になることが多く、まさにチーム医療の現場で、関連施設、関係各科と円滑なコミュニケーションが取れること、周囲から協力を引き出せる力を求められます。
どこの医局や病院にも属せず、フリーランスで働くのも選択肢の一つです。自分で働く時間や収入を決めることができます。
形成外科医師の給与・待遇
形成外科医の平均年収は、やや高額になっています。定型的な手術が自身で完結できるスキルがあれば、高収入を期待することができます。専門性の高いスキルがある場合は他科医師よりも高給で雇用されることは珍しくありません。
形成外科医の平均年収が他科の平均よりも高い傾向にあるのは、形成外科は一般診療に加えて、美容整形や皮膚科などの保険適用外である自由診療も加えて行っているクリニックもあることも挙げられます。
形成外科医師の転職事情のまとめ
形成外科は職人的な側面が最も強い診療科です。その分、高いスキルが給与に反映されやすい特徴もあります。高年収を得るには戦略的に今後求められるスキルを身に着けていくことが大切です。
また、職場の人間関係が合わない、もっと収入を増やしたいや家庭とキャリアを両立したい、新しいキャリアに生きたいなど、金銭面や勤務地のみならず、希望する業務内容を見つけるためにも、ぜひ一度キャリアコンサルタントにご相談をしてください。
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当サイトの3名のライターを紹介します。
30代地方都市在住の現役麻酔科医です。転職会社を探していたところ怪しい情報が次々に出てきたため、自分と周囲の先生方が使った感想を記します。
現役の美容外科医。健康や予防医学などの講演活動や保護犬活動を行う。京都府立医科大学卒業。日本医師会認定産業医、日本抗加齢医学会所属。
新米医師転職コンサルで、以前は看護師向けの転職会社で勤務していた。看護師とは全く違う医師の世界に悪戦苦闘中。