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【必見】心療内科医師の転職について
心理的や社会的な要因から引き起こされる身体の症状や、ストレスによる胃潰瘍や強い動悸など身体的疾患を伴うもの、身体的疾患は認められないが、身体の症状で悩んでいる方の身体的な症状の改善を図るのが心療内科医です。
精神科と心療内科の違いは、精神病圏の疾患を扱うかということと、心が体に及ぼす心身症を対象とするかの違いです。
近年は、身体的症状と精神的症状の両方に対応した心療内科が増えてきています。
今回はそんな心療内科の転職事情について解説したいと思います。
心療内科医師のライフスタイル
心療内科医は、夜勤が少なく緊急を要する治療も少なめですので、比較的安定した勤務環境を保つことが可能ですので、勤務環境は比較的安定しています。
心療内科医としてのキャリアは、患者さんの話を、ポイントを絞って傾聴する診察の仕方からはじまり、身体症状に対する投薬管理について学びます。内科ですので、身体的な評価の仕方も一通りトレーニングする必要があります。
ただし、心療内科はまだ比較的新しい診療科であるため、体系的なトレーニングがどこでも受けられるわけではありません。
所属する医療機関によって学べる内容が大きく異なりますので、事前にしっかり調べておくことが大切です。
心療内科医師が転職する際に抑えたいポイント・知っておくべきこと
心療内科は、比較的生活の質を重視した働き方がしやすい特徴があるため、他の科からの転職希望者多く、他の科からの転職可という条件の付いた求人には応募が殺到する場合があります。
現代人はストレスが多く、人々が心のケアを望んでいることもあり、心療内科のニーズは高まる一方です。このことから、心療内科の常勤医師の求人倍率も高い倍率を示しています。
心療内科医は医者と患者の間に信頼関係を築けるかが非常に重要になります。つまり、医者自身の人柄についても面接時に重視されます。心療内科医は、専門分野に特化した医者よりも、心と体に関する症状全般を扱える医者が求められます。
心療内科医の常勤医師の求人倍率は1.22倍と高い倍率になっています。そして、病院やクリニック以外にも、社員のメンタルサポートを目指して心療内科出身の産業医として雇用する企業も増えてきていますので、今後も心療内科医の求人募集は多い状態が続くでしょう。
転職を考える場合、まず絶対これだけは譲れないという条件を決めておき、時間的に余裕がある場合は、じっくり考え求人を捜す必要があります。しかし、人気の求人はすぐに決まってしまいますので、早々に情報収集を始める必要があり、すぐに行動に移す必要があります。そこでまずはご自身が今後どのような治療に関わっていきたいか、ビジョンを明確に定めたうえで、病院が新体制になる4月に先立ち、毎年1月から求人が増え始めますので、2月中の決定を目標にしてください。
転科を希望される先生は、求人情報をこまめにチェックすることをおすすめいたします。
心療内科医師の働き方
心療内科医としての働き方には、常勤、非常勤の勤務があります。
スポットアルバイトもありますが、患者さんとの継続的な関係性の構築が大切な科ですので、定期的な勤務が好まれます。
ニーズも多くありますので、高い年収を望むのであればハードに働くことも可能ですし、また、ライフスタイル重視の場合は短時間勤務を選択するなど、自分に合った働き方を選択して、自分に合った働き方を選べるというメリットがあります。
心療内科のみの標榜するクリニックもありますが、内科や精神科を同時に掲げる施設も多く、医療機関によっては幅広く対応を求められる場合があります。
心療内科医の働き方として、開業も考えられます。心療内科は低コストで開業が可能ですが、心療内科が乱立して来ている現在、いかにして患者を増やすか、また、いかにして患者との信頼関係を築くかなど、地域で信頼されるクリニックづくりを目指す必要があるでしょう。
心療内科医師の給与・待遇
心療内科医の年収は平均程度です。年収でもっとも多いのは1000万円~1400万円位です。
内科と精神科の境界にあるような診療科ですので、関連領域も含めて幅広く診療できる場合は歓迎されます。
心療内科医師の転職事情のまとめ
心療内科医という分野は、かつての日本ではなかなか理解が得られない分野でした。
しかし、近年ストレスによる体調不良を訴える人が増えており、心と体の関係性に関心が集まってきています。
もしあなたが心と体の専門家として、より生き生きと働ける職場をお望みでしたら、一度キャリアコンサルタントにご相談してみてはいかがでしょうか。
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当サイトの3名のライターを紹介します。
30代地方都市在住の現役麻酔科医です。転職会社を探していたところ怪しい情報が次々に出てきたため、自分と周囲の先生方が使った感想を記します。
現役の美容外科医。健康や予防医学などの講演活動や保護犬活動を行う。京都府立医科大学卒業。日本医師会認定産業医、日本抗加齢医学会所属。
新米医師転職コンサルで、以前は看護師向けの転職会社で勤務していた。看護師とは全く違う医師の世界に悪戦苦闘中。