働き方を収入について考える
大学病院とアルバイト
大学病院は一昔前に比べれば、医師の給与は上がっていると言われていますが…
20~30代の若手医師にとっては、今時点の給与も決して高いとは言えないですよね。手取り25万円前後の月給では、日々の激務やプレッシャーを考えるとやりきれません。
そこでみなさんが忙しい合間を縫ってでも欠かせないのが、アルバイトです。
医局や先輩から紹介されたアルバイトが、一番身近な求人ですよね。
勝手の分かる仕事、勝手を分かってくれる職場というのはありがたいもので、まさに合間を縫って仕事するにはハマる求人が多いそうです。
半日で5万円程度、月5~10日こなして月給を50万円以上に押し上げている先生も多く話を伺います。
勤務医のアルバイト率は、6割以上にもなります。つまり勤務医の大半は、アルバイトなしには成り立たないという思いを持っていらっしゃるということ。
私は医師転職のコンサルタントになるまで、もっと医師の仕事はダイナミックに稼いでいらっしゃる方が多いと思っていました。
おそらく世間も同じイメージがあると思いますが、私達が考える以上に、多くの先生方がご自身のやりがいと生活の両立に、大変な苦労や努力をされているのだと改めて感じます。
割の良い仕事とは?(寝当直編)
アルバイトのご相談をいただく際に、多くの先生方からご希望いただくのが療養病院の寝当直の求人です。
科によっての仕事の増減は少なく、どこのエリアにも一定数ある療養病院は、求人数も少なくありません。
ただ業務内容が楽ということは、つまり1回の単価も安くなります。
おおよそ私が見ている求人ですと3~5万円程度が相場と感じます。
タイミングが悪いと呼び出しの多い夜も、もちろんあります。
しかし大学病院に比べてしっかり休憩も取ることができ、給与も1回3~5万円いただけると思うと、割の良い仕事と感じられている先生も多いです。
開業医の先生でも、土曜日~日曜日にかけての当直を希望される先生もいらっしゃいます。
本業の方で残した仕事や、自己研鑽の時間にあてる先生もいらっしゃるので、一石二鳥のアルバイトは寝当直のお仕事かもしれませんね。
割の良い仕事とは?(日当直編)
更に割の良さを追求していくと、療養病院の日当直も実は狙い目です。
日勤8万円程度+当直3~5万円と考えますと、1回の日当直で20万円前後の給与になります。
土日どちらも潰れてしまうという点では、毎週コンスタントに入れていくことは大変ですが、月に1回、2回でも月給を20~40万円も押し上げることが可能です。
年間240~480万円と思うと、とても割の良いお仕事になります。
大学院に進みたい、留学を数年後に考えているという先生が、勉強する時間にあてるために効率よく稼ぎたいということで、日当直を希望されている先生もいらっしゃいました。
少しだけ働き方や求人先を見直すと、もう少し効率的に給与UPをしていただけることも可能です。
少しでも先生方の給与、働き方が改善するお仕事をご案内できればと思っております。
転職のプロにもご相談ください
私たちコンサルタントは、そういった先生のお悩みを聞き少しずつでも前進できるように、一緒にこれからのキャリアを考えるのが仕事です。
やりたいことはあっても、給与が安いとやっていけないのはわがままなのでしょうか…という先生から、相談いただいたことがありました。私はそうは思いません。
やりたいことがあることは、本当に素晴らしいことだと思います。しかし給与や待遇面は、生活に直結する問題ですからプライオリティが高いのは当然だと思います。
先生方の悩みと希望を聞いて、改めて整理させていただきながらキャリアパスを一緒に考えさせていただきたいと思っております。是非悩んだら、一度コンサルタントに相談してみてはいかがでしょうか?
これからの長いキャリアの中で、迷うことも回り道ではありませんので、どうぞご安心ください。
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30代地方都市在住の現役麻酔科医です。転職会社を探していたところ怪しい情報が次々に出てきたため、自分と周囲の先生方が使った感想を記します。
現役の美容外科医。健康や予防医学などの講演活動や保護犬活動を行う。京都府立医科大学卒業。日本医師会認定産業医、日本抗加齢医学会所属。
新米医師転職コンサルで、以前は看護師向けの転職会社で勤務していた。看護師とは全く違う医師の世界に悪戦苦闘中。