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【必見】リハビリテーション科医師の転職について
病気や外傷の結果生じる後遺症や、慢性疾患により運動機能に生じた障害を医学的に診断治療し、いかにすれば元の日常生活を取り戻せるか、治療的訓練をサポートし、機能回復と社会復帰を総合的に提供することを専門とするのがリハビリテーション科です。
今回はそんなリハビリテーションを専門とする医師の転職事情について解説したいと思います。
リハビリテーション科医師のライフスタイル
リハビリテーション科は、まだ歴史が浅く、確固たるキャリアプランが構築されていないのが現状です。
たとえば整形外科、神経内科、脳外科など運動器や神経に関わる他科から転科する医師も多い診療科です。もちろん、最初からリハビリテーション科に所属して研鑽を積む場合もあります。
リハビリテーション科は特定の臓器を対象とするわけではなく、運動器を中心に、それを動かす神経の異常や病気についても知識を獲得する必要があります。また、立って歩くだけでなく、嚥下など体のあらゆる場所の機能回復を目指す診療科であり、幅広い知識が必要であり、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士をはじめとしたさまざまな専門職との連携も不可欠です。
高齢化に伴いリハビリテーションの需要は大きくなっているものの、リハビリテーションの態勢が十分整っていない医療機関も多く、潜在的需要は大きいと考えられます。
また、科の特性としては急患やオンコールが少なく勤務がしやすい科ですので、QOLの高いライフスタイルが可能です。
リハビリテーション科医師が転職する際に抑えたいポイント・知っておくべきこと
高齢者の増加に伴いリハビリテーションの社会的ニーズが高まってきており、需要は高い状況です。
リハビリテーション科医には、整形外科や脳外科出身の医師も多いですが、転職の際にはご自身の専門性を生かすことができるか、または専門性にこだわらずにやっていくのかについて考える必要があります。
リハビリテーション科医師の働き方
リハビリテーションは、急性期リハビリと回復期リハビリに分けることができます。
どちらにおいても、リハビリテーション科の医師が病態に応じて各専門家と相談しアンガラリハビリ計画を立案し、リハビリを行っていきますが、リハビリテーション科医として考える事項は大きく異なってきます。
病院によって患者層が異なり、患者によってリハビリのゴールも異なるため、どういった病院に勤めるかによってリハビリテーション科医の仕事も変わってきます。
リハビリテーション科で開業する医師もいます。ただし、初期投資が大きくなりがちで、きちんとした事業計画が必要です。
自前であらゆるリハビリテーションまで完結できる医療機関は多くないので、近隣の総合病院と連携した経営をしていくことが大切でしょう。
リハビリテーション科医師の給与・待遇
基本的には勤務医である以上、他科と大きな違いはありません。
しかし大規模な病院で、リハビリテーション科専門医の資格取得を目的として募集している場合、残業は少ない科であるため年収もやや低めになるケースもあります。
その分、リハビリテーション科はワークライフバランスに優れた診療科です。
リハビリテーション科の年収は、病院の規模(リハビリテーション専門病院・総合病院・療養型病院)や地域や働き方によっても異なります。また、リハビリ管理、病棟管理、担当患者数、外来の有無などによっても変わってきますので、年収にも開きがでてきます。
リハビリテーション科としての経験が十分にあり、即戦力として働くことができる場合は高待遇で迎えられることもあります。
リハビリテーション科医師の転職事情のまとめ
高齢化で身体機能が衰えるなど、超高齢化に伴いリハビリテーション科医のニーズが高くなってきており、将来的にも需要が高い診療科です。人が人らしく生きることをサポートできる仕事であり、人間が好きな人に向いているのがリハビリテーション科医です。
転職を考える際、いかにすれば効率よく転職することができるか、ライフスタイルの充実、もっと給料を上げたい、専門医を取得できる医療機関で働きたいなど、リハビリテーション科としての勤務に興味のある方はぜひ一度キャリアコンサルタントにご相談してみてください。
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当サイトの3名のライターを紹介します。
30代地方都市在住の現役麻酔科医です。転職会社を探していたところ怪しい情報が次々に出てきたため、自分と周囲の先生方が使った感想を記します。
現役の美容外科医。健康や予防医学などの講演活動や保護犬活動を行う。京都府立医科大学卒業。日本医師会認定産業医、日本抗加齢医学会所属。
新米医師転職コンサルで、以前は看護師向けの転職会社で勤務していた。看護師とは全く違う医師の世界に悪戦苦闘中。