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【必見】常勤の呼吸器外科医師の転職について
肺や器官、気管支、縦線、胸壁、横隔膜など胸部にある呼吸器に関わる病気の手術治療を担うのが呼吸器外科です。
特に肺がんは依然として患者数が多く、全国的に需要の高い診療科です。
今回はそんな呼吸器外科の転職事情について解説したいと思います。
呼吸器外科医師のライフスタイル
呼吸器外科医になるためには、まず一般外科の修練を積むことが一般的です。外科専門医を取得するには、各外科領域の基本となる手術を身につける必要があるため、最終的に呼吸器外科医になるにしても、若手のうちは腹部外科や心臓外科などをローテーションしながら修行する必要があります。
呼吸器外科を専門として決めた後は、胸部の手術をメインに行うことになります。特に胸腔鏡手術が昨今では主流になっており、日々トレーニングにはげみます。
呼吸器外科は、外科の中では、(比較的ですが)緊急疾患の少ない診療科ですので、安定した生活リズムで診療を行っていくことが可能です。
呼吸器外科医師が転職する際に抑えたいポイント・知っておくべきこと
呼吸器外科は、規模の大きな大学病院や公的病院にはありますが、中小の病院では診療科として分かれていないことも多くあります。
転職する際には、一般外科を診療範囲に含めるかどうかを決めておくことが大切です。どうしても呼吸器外科以外は診たくないとするとやや選択肢が狭くなってしまいがちですが、一般外科もやれるということであれば、外科医はどこも不足しているため、今後も需要に困ることはないでしょう。
ご自分の希望(高度な技術を持つ専門医を目指したい、家庭と仕事を両立する医師になりたい)の長期的な優先順位を考えておくことが必要ですが、ある程度の妥協点を決めておくことも必要です。
MRや医療機器メーカーの担当者などからも転職先候補の病院の雰囲気や人間関係などの情報収取をされるのも転職を成功させるコツです。
呼吸器外科医師の働き方
メインの疾患である肺がんは、患者数が非常に多く、研究も進んでいるため、次々に新しい検査や治療法が出てきています。
そうした肺がん治療におけるメインプレーヤーである呼吸器外科医は、非常にやりがいを感じやすい分野だと言えるでしょう。
呼吸器外科だけでなく、呼吸器内科、放射線科、腫瘍内科などとも連携して総合的な治療を求められますので、チームワークの楽しさを実感することもできます。
呼吸器外科医師の給与・待遇
常勤の呼吸器外科の医師の給与・年収は、他科とは基本的には変わりなく、1200万円から1800万円がボリュームゾーンとなっています。
給与や待遇については、年俸の額面だけでなく、残業の有無やオンコールの手当てなど細かな点まで確認しておく必要があります。また、待遇については自身で調べてもなかなか中に入ってみないとわからないことが多いので、転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。特に医師やスタッフの退職理由を聞くことも大切です。
呼吸器外科医師の転職事情のまとめ
呼吸器外科医として転職する場合、本当に呼吸器しかやりたくないのか、それとも一般的な外科も診療範囲とするのかによって転職の仕方が変わってきます。まずは現在働きたい地域でどのような需要があるのか、一度情報収集をされてみるとよいでしょう。
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当サイトの3名のライターを紹介します。
30代地方都市在住の現役麻酔科医です。転職会社を探していたところ怪しい情報が次々に出てきたため、自分と周囲の先生方が使った感想を記します。
現役の美容外科医。健康や予防医学などの講演活動や保護犬活動を行う。京都府立医科大学卒業。日本医師会認定産業医、日本抗加齢医学会所属。
新米医師転職コンサルで、以前は看護師向けの転職会社で勤務していた。看護師とは全く違う医師の世界に悪戦苦闘中。